英語は脇役

製薬英語のトリセツなんていうサイトを開設しておいて、こんなことを言うのもなんですが、英語は脇役です。

そもそも仕事をするうえでもメインのスキルではない脇役ですけど、コミュニケーションのうえでも脇役です。

 

コミュニケーションで重要なのは、メラビアンの法則でも知られているように非言語コミュニケーションです。
英語は重要でない言語コミュニケーションの中で、日本語の次に優先順位が高い言語というのが日本人の大半の認識ではないでしょうか。

 

非言語コミュニケーションで重要なのは、表情や仕草などのボディーランゲージ、しゃべり方や声のトーン等です。

 

昔、会社で仕事を始めたころ、「なぜ管理職やプロジェクトリーダーの方々はメールにあまり頼らないのか」疑問でした。
メールは明瞭で簡潔なやり取りであれば、お互いに自分の時間の都合の良い時に対応ができる便利なツールです。

 

しかし、込み入ったことを話そうとすると、何往復もしなければいけませんし、誤解をされるリスクが大きくなります。
個別に対面や少なくとも電話でのやり取りをすれば、こちらの伝えていることに対して相手の理解や反応を非言語コミュニケーションを通して確認しながら、話を進めることができます。
メールだと「わかりました」と返事が返ってきても細かいところでは理解が同じかどうか確かめるのは簡単ではありません。

 

理解が同じでない人が自分の周りに増えてくると、自分では正しい方向へ進めているつもりでも、チームでの成果物はポイントがズレていき、成果物が使い物にならなくなったり、大きな問題に発展することになります。

 

結果として、重要なコミュニケーションでは、個別に相手の理解を確かめながら自分の意向を伝えることが重要です。

 

理想的にはすべてのコミュニケーションで相手が自分の言っていることを理解していることを確認し、さらに相手に期待がある場合には相手がその期待に応える意向があるのかを確認しておく必要があります。

 

英語は脇役だと言いましたが、上に書いたことを念頭において話をすれば同じ英語レベルでも圧倒的に話が通じやすくなります。

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