背景

発信英語として身に着ける必修フレーズ3は、前回の必修フレーズ2のAで想定していたフレーズである。製薬英語でも特に重要な概念・用語である用法・用量に関する内容である。

先日紹介した必修フレーズ1の文書レビュー依頼メールに対して、Globalチームから日本チームの方針について問い合わせがあったという前提で今回のフレーズを作成している。

このフレーズもそのまま使えることを意図した。なお、B、Cに入るフレーズは次回以降にカバーする。

フレーズ3

We clearly include the dosage and administration of the concomitant drugs used in the study along with the reasons why they were used.

「(回答には)試験で用いられた併用薬の用法・用量の説明を用いられた理由とともに明確に記載する。」

解説

clearly include [名詞]で「○○を明確に組み入れる(ここでは回答に組み入れる=記載)」という意味。

dosage and administrationは用法・用量に当たる決まりきった専門用語。日本の添付文書の英訳でも共通用語として用いられる。

concomitant drugで併用薬というこちらも決まりきった用語である。試験の中で主に評価する治験薬とは別に用いる医薬品のこと。抗がん剤など複数の医薬品でレジメンを使って治療する領域では頻出。

along with [名詞]で「○○と併せて」という意味になる。as well as [名詞]もこの文脈では同様の意味で使える。

reasons why [主語+動詞]で「○○した理由」

今回取り上げた用法・用量はその医薬品がどの程度の頻度でどの程度の量どのような経路で用いられるかを示した情報である。通常、臨床試験ではその段階によって、低い用量から高い用量へ徐々に用量が引き上げられ、最終的に最適な用量が用法とともに設定される。最終的に添付文書に記載される用法・用量は通常は第III相の臨床試験のものが用いられる。

省エネ英語で発信する際は、冠詞、完了形及び複数形を省略したり、前置詞のミスは無視しても良い。今回は、冠詞を削除し、複数形を単数形に修正した。したがって、実践の際は以下のように省エネフレーズとすることができる。

フレーズ3(省エネバージョン)

We clearly include dosage and administration of concomitant drug used in study along with reason why it was used.

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