1回1文!目と耳から服用するくすりの英語#3(がん治療の経済毒性)

11文!目と耳から服用するくすりの英語#3

まぐまぐのメルマガのバックナンバーを公開しています。

 

最新情報を知りたい場合は登録をお願いします。

メルマガの登録・解除はこちら

https://www.mag2.com/m/0001684701.html#detailbox

■例文:

We need to address other costs if we would like to reduce the financial toxicity of cancer treatment.

■音声:

通常版

電話版

■語彙:

cost(s):費用

financial toxicity:経済的(財政的)毒性

cancer treatment:がん治療

■重要表現・解説:

need to address(名詞):○○に対処する必要がある。

would like to reduce(名詞):○○を軽減したい。

■訳:

がん治療の経済的毒性を軽減するためには他の費用について検討する必要がある。

■省エネフレーズ:

We need to address other costs if we want to reduce the financial burden of cancer treatment.

このフレーズを実際に自分で活用する際は、冠詞、完了形、3単現のs及び複数形を省略したり、前置詞のミスは無視しても十分通じる。今回は、would like toを簡単にwantとし、toxicityをより普遍的なburdenとした。

省エネフレーズに関しての詳細は、http://pharma-english.com/archives/64

を参照されたい。

■編集後記

製薬英語トリセツの管理人シュウです。
今回の表現はfinancial toxicityです。
病気になると心身ともにダメージが大きいですが、治療の内容や治療を受ける場所によっては、経済的にもダメージを受けることになります。
通常は経済的な「負担」と表現するところですが、抗がん治療は一般的に「毒性」が出ることになぞらえて経済的な「毒性」と表現しているところがポイントです。
免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボなどもそうですが、抗がん剤は高額な薬剤が多く、抗がん治療には多くの費用が掛かります。今回紹介している文章の「other costs」とは「薬剤費用以外に削れる費用」を指していて、「その削れる費用を削ることが至上命題ではないか」と訴えかけています。

今回は医薬品の安全性で重要な用語であるも「毒性」を表す標準的な用語を用いた例文としました。がんの治療は高額なので、お財布にとっても「毒性」になるところが面白いところです。

電話英語音声も追加しています。

おすすめの記事