1回1文!目と耳から服用するくすりの英語#4(ジェネリック医薬品への変更)

11文!目と耳から服用するくすりの英語#4

まぐまぐのメルマガのバックナンバーを公開しています。

最新情報を知りたい場合は登録をお願いします。

メルマガの登録・解除はこちら

https://www.mag2.com/m/0001684701.html#detailbox

■例文:

I remember a patient who called me names because his medication was changed to a generic.

■音声:

通常版

電話版

■語彙:

patient(s):患者

medication(s):薬。通常の英語では医薬品はmedication(s)という用語を使う。省略してmed(s)も良く使われる。

ちなみに薬事専門用語ではdrug(s)である。

製薬企業で用いられる用語に興味があれば、バイリンガル製薬業界概説(http://pharma-english.com/archives/442)などを参照のこと。

generic:ジェネリック(医薬品)。有効成分が同じノンブランド医薬品。

■重要表現・解説:

remember:覚えている

call [] names:暴言を吐く。映画でよく使われるfxxckingbxtxhを言われている状況。これらの用語はprofanityと呼ばれまともな教養のある人は通常口にしないので注意。

change:変更する

■訳:

薬をジェネリックに替えられて、暴言を吐いた患者もいた。

 

■省エネフレーズ:

I remember patient who insulted me because his med was changed to generic.

このフレーズを実際に自分で活用する際は、冠詞、完了形、3単現のs及び複数形を省略したり、前置詞のミスは無視しても十分通じる。

今回は、冠詞を削除し、複数形を単数形とした。またcalled me namesをシンプルにinsulted meとし、medicationmedとした。

 

省エネフレーズに関しての詳細は、製薬英語マスターの労力を8割減らすための3つのポイント(保存版)(http://pharma-english.com/archives/64)を参照されたい。

■編集後記

こんにちは、製薬英語のトリセツの管理人のシュウです。

今回のフレーズの背景は、薬局で働いている薬剤師が経験した悪い意味で最も記憶に残る患者でした。

医療従事者は一般の会社で働く人々以上に働く相手を選べないことは事実ですが、さすがに職権を行使して薬を変更したせいでぼろ糞に言われるのは嫌ですね。

日本では医師の書く処方箋に「変更不可」の指示がない限りは患者がブランドとジェネリックを選択することができます。

薬剤師は選択肢を丁寧に説明して患者さんにしっかり理解してもらったうえで、調剤することが大事ですね。

 

今回は、医療従事者でなくてもよく耳にする「ジェネリック医薬品」を表す標準的な用語を用いた例文としました。

電話英語音声も追加しています。

おすすめの記事