1回1文!目と耳から服用するくすりの英語#5(ブランド医薬品への変更)

11文!目と耳から服用するくすりの英語#5

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https://www.mag2.com/m/0001684701.html#detailbox

■例文:

I let him vent and switched his medicine back to the brand drug per his request.

■音声:

通常版

電話版

■語彙:

medicine:薬。medicineというと医学という意味が日本では最もよく知られているが、医薬品という意味もある。
前回紹介したmedication(s)やmed(s)と同様に普通の文脈で薬を意味して使われることも多い。


brand drug(s):ブランド医薬品。前回紹介したジェネリックと対をなす用語。
通常新薬が承認され、発売されると当面の間はその承認をとった製薬会社がその医薬品を独占的に販売する。

この医薬品がブランド医薬品であるが、特許が切れた後(かつ日本では再審査期間が終了した後)に有効成分は同じ医薬品を他の製薬会社が比較的容易に販売することができる。

これがジェネリック医薬品である。


医薬品のライフサイクルをより詳しく知りたい方は以下の記事を参照のこと。

■重要表現・解説:

let [人] vent:なだめる。ventはもともとは空気を抜くという意味であるが、この文脈では怒りを発散させるというニュアンスがある。


switch [モノ1] back to [モノ2]:「○○」を「△△」に戻す。変更したものをもとに戻すのに使われる表現。


per request:要求により。

■訳:

私は彼をなだめ、彼の要求にしたがって医薬品をもとのブランド品に戻した。

■省エネフレーズ:

I calmed him down and switched medicine back to brand drug per request.

このフレーズを実際に自分で活用する際は、冠詞、完了形、3単現のs及び複数形を省略したり、前置詞のミスは無視しても十分通じる。

今回は、冠詞を削除し、少しネイティブすぎる表現のlet him ventをcalmed him downとした。また、switch backのbackを省略した。

 

省エネフレーズに関しての詳細は、製薬英語マスターの労力を8割減らすための3つのポイント(保存版)(http://pharma-english.com/archives/64)を参照されたい。

■編集後記

こんにちは、シュウです。
今回も前回の「最も悪い意味で記憶に残っている患者」から引き続いて、基本的な「医薬品を意味する英語」を採り上げました。
ブランド医薬品とジェネリック医薬品に関しては、膨らみ続ける医療費を削減するために日本政府もジェネリックを推進しており、医薬関係者以外でも結構身近な話題と思います。
今度処方箋をもらうことがあれば、医薬品がブランドかジェネリックか注意してみるのも良いかもしれません。

 

今回は、一般的にもよく耳にする「ブランド医薬品」を表す標準的な用語を用いた例文としました。

電話英語音声も追加しています。

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