背景
発信英語として身に着ける必修フレーズ5は、必修フレーズ2のCで想定していたフレーズである。今回はチームの薬事的判断に関するものである。
先日紹介した必修フレーズ1の文書レビュー依頼メールに対して、Globalチームから日本チームの方針について問い合わせがあったという前提で今回のフレーズを作成している。
このフレーズもそのまま使えることを意図した。
フレーズ5
However, we provide the above reasons if the PMDA asks for them, which is not very likely.
「上記の理由に関してPMDAが聞いてきた場合は回答する。ただ、その可能性は低いと思われる。」
解説
provide [名詞]で「○○を提供する(ここでは理由を提供=回答)」という意味になる。
the above [名詞]で「上記○○」という意味の定型的な言い回し。the reasons aboveとしても同じ意味になる。ちなみに「下記○○」はthe [名詞] below。the below [名詞]は厳密には間違いであるが、近年使用例も増えているように見える。
if [名詞1] asks for [名詞2]で、「○○が△△を求めた場合」という意味。
[文/フレーズ], which is [形容詞]で、「文/フレーズの内容が○○だ」という意味になる。この表現は説明をするうえで重宝する。
省エネ英語で発信する際は、冠詞、完了形及び複数形を省略したり、前置詞のミスは無視しても良い。今回は、冠詞、三単現のsを削除し、veryを抜いた。また、reasonsを単数形にしたので、ask forの後をitに修正している。したがって、実践の際は以下のように省エネフレーズとすることができる。
フレーズ5(省エネバージョン)
However, we provide above reason if PMDA ask for it, which is not likely.