背景
発信英語として身に着ける必修フレーズ1は、文書レビューの依頼に用いるフレーズである。
製薬企業では所属する部署にもよるが、薬機法に基づいて薬事文書を作成し、PMDAや厚労省に提出する必要がある。文書は通常複数人からなるクロスファンクショナルなチームで作成され、執筆者は適切なレビュアーを選んで、レビューを依頼して文書の品質を担保することになる。
そしてそのレビュアーにはGlobalチームのメンバーも含まれており、Globalチームに文書の依頼をするためにそのまま使えるのが以下のフレーズである。
フレーズ1
As I requested in my previous message, I would like to ask you to review the draft answers for the PMDA inquries by the end of this week.
「以前のメールでお願いしましたように、PMDA照会事項ドラフトのレビューを今週末までにお願いします。」
解説
as [主語(省略可)] requested in the previous messageで「以前依頼したように」の定型言い回し 。
[主語] would like to ask [人] to [動詞]は人に何かを依頼する際の定型的な言い回し。
注意すべきなのは、would like you to [動詞]としてしまうと、命令形の強い表現になってしまうため、この文脈ではかなり失礼な言い回しになる。
by the end of [時期]も「~までに」の定型言い回し。
PMDA inquriesはPMDAから出される質問事項の英語訳で、inquriesの他にqueriesやquestionsも使える。
省エネ英語で発信する際は、冠詞、完了形及び複数形を省略したり、前置詞のミスは無視しても良い。したがって、実践の際は以下のように省エネフレーズとすることができる。
フレーズ1(省エネバージョン)
As I requested in previous message, I would like to ask you to review draft answers of PMDA inquries by end of week.