11文!目と耳から服用するくすりの英語#15

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https://www.mag2.com/m/0001684701.html#detailbox

■例文:

On one hand, the prescription delivery service will allow greater distribution of medications to patients that otherwise face complications retrieving their prescriptions from traditional brick-and-mortar drug stores.

 

■音声:

■語彙:

the prescription delivery service(s):この処方箋薬配達サービス

medication(s):薬。medicine(s)やmed(s)とも表現できる。

patient(s):患者

complication(s):煩雑さ。医薬関係の英語では病気の合併症という意味が一般的であるが、ここでは「薬局に行って、調剤されるまで待って」というようなことを指していると思われる。

greater distribution:より良い販売(流通)。ここでは、医薬品をより負荷の少ない良い方法で患者に渡すことができるという意味。

prescription(s):処方箋(薬)。ここでは処方箋薬を指している。

traditional:従来の

 

■重要表現・解説:

on one hand:一方では。「on the other hand」等と対で理由等を対比するのに用いる。

allow:可能にする

otherwise:そうでない場合。ここでは従来の薬局と状況を対比している。

face:直面する

retrieve:取得する。getよりもフォーマルな言い方。obtainはさらにフォーマルな言い方。

brick-and-mortar drug stores:レンガとモルタルのドラッグストア。ここでは従来の薬局を表現している。

 

■訳:

一方でこの処方箋薬配達サービスにより、通常であれば従来のレンガとモルタルのドラッグストアから処方薬を受け取る際に生じる煩雑さが軽減され、患者にとってより良い販売法が可能となる。

■省エネフレーズ:

Partly, prescription delivery service allow greater distribution of medication to patient that otherwise face complication getting drug from regular pharmacy.

このフレーズを実際に自分で活用する際は、冠詞、完了形、3単現のs及び複数形を省略したり、前置詞のミスは無視しても十分通じる。

今回は、冠詞、3単現のsを削除し、複数形を単数形とした。また、「on one hand」をシンプルに「partly」とし、「will」を削除した。また、「retrieving their prescriptions」を「getting drug」、「traditional brick-and-mortar drug stores」を「regular pharmacy」とした。

省エネフレーズに関しての詳細は、製薬英語マスターの労力を8割減らすための3つのポイント(保存版)(http://pharma-english.com/archives/64)を参照されたい。

■編集後記

今回は処方箋医薬品の自宅配送サービスを採り上げました。
背景としては、米国でAmazonがオンライン薬局のPillPakを買収し、処方箋医薬品自宅配送サービスに名乗りを上げたところ、ドラッグストア大手のCVSやWalgreen、また運送会社のFedexもサービス強化や新規参入を表明しているという状況です。
CVSは米国の郵便局に該当するUSPSと提携して米国のすべての州で当日又は次の日の自宅処方箋薬配達サービスの提供を始めたようです。
GAFAの1つであるAmazonが医薬品業界に参入することで、医薬品業界と運送業界の両方に影響を与えているということで、今後も目が離せません。

日本でも少し前に「厚生労働省が早ければ2020を目途に処方箋薬の自宅配送を可能にするように薬機法を改正する方針を固めた」というニュースが流れました。一般向け医薬品のオンライン販売を許容する薬事法の改正は、数年前に法律の名前が変わる前に行われました。当時はネットのトレンドからすると当局もようやく重い腰を上げたという印象が強かったのですが、今回の動きは結構フットワークが軽くなっているような印象を受けます。
処方薬の自宅配送が可能になると、調剤薬局に行かずに薬を受け取れるので患者さんの利便性は大きく向上しそうです。
それでも、医療事故が起こらないようリスク管理の観点から、服薬指導上押さえるべきところは押さえるということが薬剤師には求められることになります。

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